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■会  期 2006年3月3日(金) 18:00〜20:00
■会  場 東京都写真美術館 1Fホール
■主  催 LIGHT YEARS PRO./ケイ・コーポレーション
■協  賛 アドビ システムズ 株式会社
■お問合せ LIGHT YEARS PRO.


■出 演 profile

ナビゲーター:ルンパロ

特別コメンテーター:竹熊健太郎(編集家、多摩美術大学非常勤講師)

クリエーター:POEYAMA  大沢 駿 512kb  蛙男商会

ゲスト:西村真里子(アドビ システムズ 株式会社)


2006年3月3日(金)、東京都写真美術館(恵比寿)で開催された、第5回「CG carnivalスペシャルプログラム」。今回は、旬のテーマとして、台頭するFlashアニメーションに注目し、編集家 竹熊健太郎氏と、普段はWEB上で活躍しているFlashアニメーションクリエーターに登場頂き、その魅力を徹底分析しました。
当日は、小雨の降る中、立ち見がでる程多くのお客様にご来場を頂きました。心より御礼申し上げます。
ここでは、当日の白熱したトークショーの内容をお伝えします。メイキングから最新業界動向、今後のFlashアニメーションが向かうべき展開についてなど、ここでしか聞けないトークをお楽しみください。


・・・ 2006年3月3日午後6時・・・
「ただ今より、CG carnival スペシャルプログラムーFlashアニメーションの進化を開始いたします。」

ルンパロ氏登場

ルンパロ:ルンパロです。はじめまして。なんか雨降ってんのに、こんだけ集まって頂いて、満杯で入れなくて帰られた方もおられるみたいで、誠に申し訳ないです。
私たちはmove on web.実行委員会というネットワークを組みまして、作家を中心にした表現活動をしまして…。
move on web.実行委員会では去年1年間で、これだけのイベントを組みましたが(→イベント表)、アップルストアの中でやっちゃうとか(笑)ほとんど企業さんに場所の提供をお願いして、Flashを含むウェブアニメーション作品をいろんな所でいろんな人に見て頂きました。
で、ウェブアニメーションを代表するものとしてFlashについての説明になりますが、これまでどういった経緯から世に出てきたかというと、アニメ好きな皆がWEB上に思い思いの自分の作品をUPしていったものが切磋琢磨され、気がつけば、技術、クオリティなど、プロのユースのものに勝手に近づいちゃった、と。それにプラス!周りの環境が、ショートコンテンツを、なんていうんですかね・・・表現媒体としての機能を持った携帯電話ほか、各種機器進化が進んだことで、そんな機器に見合うコンテンツとしていきなり脚光をあびちゃった!みたいなものなんですけども。それを象徴する作品で非常に面白いものがいろいろありまして。」

※ 作品上映 (青池氏 HP

ルンパロ:「見ていただいたのはカナダ在住の青池さんという方の作品です。ご覧のようにFlashで作られたものが今、どんどんクオリティをあげてきていて、急に各方面で取り上げられることとなった大注目のメディア用コンテンツであると。
でも、それって実はアニメ好きでちょこちょこ作っていたものが、こんなレベルになってきたんだよー、ということをもっと多くの人たちに見て知って頂きたいということで、move on web.実行委員会は活動をすすめています。」

ルンパロ:「私達は、去年、JAWACON(HP)(2005年8月開催)というイベントを開催しました。そのときの雰囲気を伝える公式ガイドブックが今回ご来場された方全員のお手元にあるかと思いますので、是非、そちらをご覧ください。
それと今回のFlash 8、それのBasic版のカタログの表紙も、このJAWACONの作品、JAWACONに出品していただいた作家さんのものを使っていますので、その辺もあわせて見てください。
そうしましたら、とりあえず、しのごのいわずに、ベースとしてはWEB中心に動いているJAWACONなので、いきなり見て頂くのは、WEBで大人気!活動漫画館の、のすふぇらとぅさんという方の作品。のすふぇらとぅさん一番人気「機動戦士のんちゃん」という作品の続編というか、関連作品、「海からの使者」です。今WEBサイトにアップされているものですけれども、しかもこれだけFlashの説明してがらFlash制作じゃないんですけど(笑)そちらを見て頂きましょう。」

※ 「海からの使者」上映 (活動漫画館HP

ルンパロ:「はい!のすふぇらとぅさんの作品はもともとGIFアニメーションからスタートしていて、現在はAfter Effectsの方に移行されています。
やはり、これがおもしろいところ・・・というかFlashでもそうなんですが、アニメをWEBで発表した当初、アニメーション制作の専門技術を持ってなかっということです。好きで作り続けたものが、ここまでになっていると…。この「海からの使者」は、実際のプロのアニメーターの方にもちょこっと見て頂いたりしてるんですけど、すごいよね…、という話になることが、この作品の凄さを実証してる感じ。」

ルンパロ:「本日は、アドビの西村さんに来て頂いておりますので、お手伝いをお願いしたいと思います。アドビ 西村さん、壇上へ、拍手〜。」

西村:アドビの西村です。どうぞ宜しくお願い致します。」

ーメイキングー

ルンパロ:「今回、自分のFlashソースを使ってどんな作り方をしているのかを見ていただこうと思ってるんですが、今日のこの会場にはFlashのスペシャリストの方々も多くおいでなので、その前で、自分のFlashソース見せるのは、ものすごっくはずかしいのですね。(笑)
さて、アニメーションのひとつの動きでも色んな作り方がありまして、今回見てもらうのは、キャストのパーツのみを作って動きをPCで補完させる関節アニメと、アニメの動き全部を手で描いちゃうという2種類の作り方ですんで、まず関節アニメの方からご覧いただきます。」

※画面:関節アニメ制作

西村:「これで思うんですけれども、Flashがなぜこんな人気があるのかというと、特に男性に限れば、なんか、プラモデルを組み立てる感じで作品を組み立てていけるという、男の子心をくすぐるのかなあとか、ちょっと思います。」

ルンパロ:「そうですね、本当にプラモデルに近いです。関節をひとつひとつ作って組立てれば歩行シーンなんかが出来てしまうので。背景なども工夫すると、さらに、本当に歩いているように見えますよ。
では、それとは違いまして、全部手で描いてしまえ!という形になりますと、こんな感じになります。」

※画面かわり

これ足なんですけれども、1コマ目、2コマ目、3コマ目、4コマ目…、足の動きはバタバタさせてるだけのものなんですが、この4コマの中の絵の足の動きには脈絡ないんです。適当にバラバラしていたら、走っているように見えると。それに同じように、後ろに影をつけまして、それを一気に全部まわすと、こんな風に走っている感じになる。」

西村:「ルンパロさんは、これやっぱり、こういう動きを何回も試行錯誤して、生み出されたのですか? それとも、もともとパラパラマンガみたいなのを…。」

ルンパロ:「過去のアニメーションを見ていけば、その辺の素材って記憶の中にあるんですね。今見てもらってるこの動きだけでいえば、ものすごく原始的な動きで、昔のギャグアニメキャラクターの足の動きの中に、すでにあった訳で。」

西村:「ありましたね〜。」

ルンパロ:「その辺で言いますと、日本人である我々は非常に得しているんですよ。生まれてこの方、ずーっとアニメ番組見てるんで、無意識のうちに解っている。で、その後から理解しようと思っても、すでに土壌があるんで、非常に解りやすいということがあります。
自分の中にあるアニメのイメージを具体化させるのが新しいFlash 8。アニメをより効果的に見せる演出が操作上で簡単に出来てしまう新しい機能もたくさん増えてますし。」

西村:「そうですね。新しいバージョンからFlashの中だけで様々なエフェクトをつけたりすることが出来るようになっています。」

ルンパロ:「そうやってどんどんシーンを作っていくのですが、一番大切なのは、どういった話に向って作っていくのかです。
演出や効果は簡単につけていくこともできますし、やろうと思えば複雑にしていくことも出来ますし、技術的には通常の映像と遜色ないものが個人でできるようになってきている。」

西村:「そうですね。」

ルンパロ:「これもひとえにメーカーさんの努力もありますし、作り手の努力でもあります。」(笑)

西村:「ええ、ええ。作り手の方の、はい。」(笑)

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